CROSSTALK VOL.01
ベテラン対談
農業や洪水対策用の大型ポンプを扱う小林と高岡。
“千葉を守るヒーロー”になれる、
その業務内容について語ってもらった。

機械器具設置工事
小林 俊夫

機械器具設置工事
高岡 伸行


年に一度は必ず
“千葉を守るヒーロー” になれるのが、この仕事です。

これが、案外ハッタリじゃないんだよな(笑)。

まず、ポンプ場には1メートル直径の大きなポンプが設置されていて、うちの部署はそのメンテナンスをするのが主な仕事です。

これが畑や川への給水量をコントロールしてるおかげで、農作物が育つし、洪水を防げてるってわけだね。

千葉は災害が多いわけではありませんが、最近は最低でも年に一度は大雨が降ります。それで、万が一雨量に耐えられず洪水が起きたら、住民の皆さんに多大なご迷惑がかかってしまう。

これは本当にマズい。

ご迷惑をおかけしたことにより、知事が謝罪したり、各所に賠償金を支払ったりする可能性も出てくる。つまり、絶対に洪水から街を守らなきゃならないんです。

そこで、俺らの出番よ。

役所から「ポンプの状況を確認しに来て」と連絡が入ったら、何件もポンプ場をハシゴします。

いつもは役所の担当者が運用してくれてるんだけど、雨量が多すぎるとプロじゃないとどうにもならなくなっちまうんだよね。

電気工事の社員にも手伝ってもらって現場を納めた時には、こともあります。嬉しいですし、やってて良かったって思いますよね。


実は、私達2人で会社全体の売上のうち割程度を稼いでいて、
部署全体のも高いんです。

でも、仕事内容はけっして複雑じゃねえよ。

そうです。
資格や経験なんて関係なく、とにかくコツコツやれるなら、この仕事の素質アリです。

高岡も、6年前に未経験で入ったくらいだから。こいつの性格は、コツコツっていうより“しつこい”ってほうが近いけど。

(苦笑)。

新しく入ってきたら、まずは一緒に現場回って、慣れてもらうところからだな。

書類作成も多いから、デスクワークの機会も多いですしね。

俺なんかもう、パソコン作業の得意な新人が入ってきたらすぐに追いつかれちゃうだろうなぁ。

複雑ではないですが、腕の見せ所はたくさんありますね。
たとえば、主な仕事がメンテナンスと言うとルーティンワークっぽく思われがちですが、現場によって設置場所が違って、毎年劣化の状況も変わります。

一つの現場も「また同じかよ」とはならないね。

そこがおもしろい。決してハデではないですが、
自分がいないとこの街は回らない。
そんな風に実感できる仕事って、そうそうないと思います。


